笑顔の中に見つける、小さな成長
「暑さ寒さも彼岸まで」と、古くから言い伝えられています。
秋のお彼岸の頃には、この暑さも少しは和らぐのでしょうか。
ここ数日、草むらから可愛らしい虫の音が聞こえてきました。思わず「もう秋?」と、ひとり嬉しくなってしまいました。
地球温暖化が叫ばれて久しくなりますが、年々外気温が上昇し、それに伴って自然環境も変化し、自然災害も増えてきました。
保育園でも、暑さのために子どもたちの屋外活動が制限されることが多くなっています。
それでも先生方は、「子どもたちに楽しい夏の思い出を」と、水遊びやプール遊び、夏祭りなど、暑さに十分配慮しながらさまざまな活動を工夫してくれました。
夏祭りでは、嬉しそうに浴衣を着て登園する子どもたち。みんなでお神輿を担いだり、盆踊りを踊ったり、先生方が用意してくれたお店でかき氷をおいしそうに食べたり。ヨーヨー釣りやくじ引き、スーパーボールすくいにも夢中になり、園いっぱいに子どもたちの笑顔が広がりました。
こうした季節ならではの体験を、先生やお友達と一緒に楽しむことも、子どもたちにとって大切な学びのひとつです。
「楽しかったね」「またやりたいね」。そんな気持ちをお友達と分かち合いながら、一つひとつの経験が子どもたちの心の中に積み重なっていきます。
一方、はとぽっぽでも、水風船で遊んだり、水の中のボールをお玉ですくったりと、いろいろな水遊びを楽しみました。
遊んでいる時の子どもたちの表情は、真剣そのものだったり、大きな笑顔を見せてくれたり。楽しそうな笑い声もたくさん聞こえてきました。
少しずつ、子どもたちにとって『自分の居場所や「安全基地」』ができてきたように感じています。
小さな成功体験を重ねながら、お友達と共有すること、関わり合うことの楽しさも経験しています。
保育園でも、はとぽっぽでも、子どもたちは毎日のさまざまな体験を通して、一歩ずつ成長しています。
その小さな変化や成長を見つけ、一緒に喜ぶことができることは、私たちにとっても大きな喜びです。
さあ、今月はどんな表情を見せてくれるでしょうか。
子どもたちの新しい笑顔や成長に出会えることを、今からわくわく楽しみにしています。
社会福祉法人田原福祉会理事長・はとぽっぽ施設長
湯澤洋子